❖ 「痛い」の後ろにある思い

いつもありがとうございます。BP鍼灸整骨院 院長の【宮川直也】です。

 

 先週は、台風の影響で悪天候の日が多かったですね。強い風や、足元が滑りやすかったりなどで、怪我はされていませんか?

 

 もしも何かありましたら、出来る限り力になりますのでご相談ください。

 

 先日、父が「読んでみた方がいい」と、こんな本を渡してくれました。【子どもとの関係が変わる 自分の親に読んで欲しかった本】

 

きっかけは僕と父、子どもたち2人で男旅をしに行った時の出来事です。

 

 いつも一緒にいるママがいないせいか、途中で子どもたちの機嫌が悪くなりご飯をちゃんと食べなかったり、わがままを言うようにもなり、、、そういう時に、父も僕もどう子どもに関わったら良いのかがわからず、とても大変な思いをしました。

 

 その後、どうしたらいいのかを考えていた時に出会ったのがこの本で、父は読み終えて子どもたちと関わる上での大切なことをたくさん学んだと言っていました。

 

僕自身も子育てについて毎日わからないことだらけで、妻に丸投げしてしまうことも多く、この本を読んだことで深く反省した部分もありましたし、これからの関わり方をちゃんと変えていこうと気持ちを新たにすることができました。

 

 この本には、子どもに対してどう関わっていけば良いのかが主軸として書かれていますが、読んでいると対子どもとしてだけでなく、【大人としてより良い人間関係を築いていくために大切なこと、気を付けたいこととしても捉えることができる】と感じました。 

 

 僕は父親であると同時に治療院の院長です。毎日たくさんの患者様と関わらせていただいています。一人ひとりの身体の状態を知るために、身体のことを話しますが、それ以外にも様々な話をすることで少しずつ患者様のことを知り、信頼関係を深めていると思っています。

 

 しかしこの本を読んでみて、もっと患者様との信頼関係を強くするために、寄り添うために必要なことは【共感すること】だと感じました。

 

 共感する、ということはとても難しいことです。

 

なぜかというと【自分じゃない】から。世の中自分と同じ人がいたらとても楽ですね。どう考えていて、何をしたら喜ぶのか、嫌なのか、手に取るようにわかるからです

。 

 しかし、現実はそんなことはなく、一人ひとり感じることも考えることも、快、不快も何もかも違います。本を読み終えた時、僕は患者様の「痛み」にどれだけ共感できていただろう、、、という思いがふとよぎりました。

 

 一言で痛い、といってもその痛みが誰でも同じということは全くなく、程度も違えば感じ方も違う、痛みに繋がるまでの背景も、痛みの期間も、、、今までは痛い、と言われると「そうですよね、痛いですよね。

 

ここをこうしたらどうですか?」と、痛みを取ることに集中しすぎていたように思いました。確かに、患者様の痛みを取ることが僕の仕事ですし、患者様が望んでいることでもあります。

 

しかし、これからは一人ひとりの【痛い】の後ろにある思いや環境や過程など、もっともっと患者様を知り、共感し、寄り添っていきますので、たくさん話をしましょう。いつでも患者様の痛みに寄り添わせてください。

 

これからも患者様から頼られる治療院であり、心を許すことができる院長でいられるよう、日々精進してまいります。いつも本当にありがとうございます。